今回の記事では、2つのおすすめの買い切りWiFiを紹介し、各社の料金と速度を詳細に比較します。さらに、買い切りWiFiのメリットやデメリットについて解説します。
普通の契約ありのポケットWiFiと比較して、どちらを選ぶべきか迷っている読者に対して、両者の違いを明確にまとめました。
リチャージWi-Fiについて
リチャージWiFiは、株式会社カウスメディアが2022年6月1日に導入したプリペイド式モバイルルーターです。このモバイルルーターは、クラウドSIM(クラウドWiFi)が基盤となっています。
従来、毎月の月額料金が発生する契約型ポケット型WiFiが一般的でしたが、リチャージWiFiは契約不要で「365日の期限付きデータ容量」と端末を購入すればすぐに利用できる形態として登場しました。その結果、急速にシェアを拡大しています。
リチャージWi-Fiのスペック
項目 | スペック詳細 |
---|---|
名称 | MR1 |
製造元 | MAYA SYSTEM |
通信速度 | 下り最大:150Mbps 上り最大:50Mbps |
ディスプレイサイズ | 2.4インチ |
サイズ | 126×68×12mm |
利用可能回線 (国内) | 各社LTE回線 メインはdocomo/softbank/au ※一部楽天モバイルやMVNOが入ることも |
対応バンド | ■LTE FDD 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/66 ■LTE TDD 34/38/39/40/41 ■WCDMA 1/2/4/5/8/19 ■GSM 850/900/1800/1900 |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11b/g/n 2.4GHzのみ |
USB規格 | Type-C |
MR1は、クラウドSIM技術を活用したポケット型WiFiであり、よく利用されている端末の一つです。一部では「限界突破WiFi」や「THE WiFi」などのサービスでも使用されています。
全体的に見て、クラウドSIM全体でのMR1の端末シェア率はまだまだ低いですが、液晶が付いており使用データ容量の確認がしやすいなどの利点があります。そのため、現在主流のU2sやU3などよりも使いやすい機種として評価されています。
ただし、スペック自体はWiMAXや他のポケット型WiFiと比較すると速度が遅いですが、YouTubeを視聴する程度であれば問題ない速度を提供します。
リチャージWi-Fiの料金形態
データ量 | 100GB | 50GB | 30GB | 5GB |
価格 | 25,480円 | 23,980円 | 22,980円 | 20,480円 |
データ期限 | 365日 | |||
月額料金 | なし | |||
契約 | 不要 | |||
海外利用 | 136ヵ国で利用可能 | |||
購入できる場所 | 公式ショップ(BASE)、Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場 |
リチャージWi-Fiの追加データ料金
追加データ | 料金 | 1GBあたり | 有効期限 |
---|---|---|---|
100GB | 6,980円 | 69.8円 | 365日 |
50GB | 4,980円 | 99.6円 | 365日 |
30GB | 3,280円 | 109.3円 | 365日 |
10GB | 1,480円 | 148円 | 365日 |
ギガセットWi-Fiについて
ギガセットWiFiは、株式会社Lieferantから販売されている買い切り型のプリペイド式モバイルルーターです。
ギガセットWiFiはクラウドSIM(クラウドWiFi)がベースとなっており、毎月月額料金が発生する契約型ポケット型WiFiとは異なり、契約不要で「365日の期限付きデータ容量」と「端末」を購入すれば使えるモバイルルーターとして登場しました。
ギガセットWi-Fiのスペック
端末名 | MR1 |
---|---|
本体 | |
下り最大通信速度 | 150Mbps |
上り最大通信速度 | 50Mbps |
通信回線 | ドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル |
バッテリー容量 | 3400mAh |
連続使用可能時間 | 13時間 |
製造元 | MAYA SYSTEM |
同時接続台数 | 10台 |
寸法(㎜) | 126.1×68×12.1 |
質量 | 133g |
ギガセットWi-Fiの料金形態
料金プラン | 100GB | 50GB | 30GB | 10GB |
---|---|---|---|---|
料金 | 24,980円 | 23,880円 | 22,280円 | 20,880円 |
事務手数料 | 無料 | |||
端末代 | 無料 ※基本料金に込み | |||
利用できる国 | 136ヵ国 | |||
最大通信速度 (下り/上り) | 150Mbps/50Mbps | |||
最大通信時間 | 約13時間 | |||
同時接続台数 | 10台 |
おすすめチャージWi-Fiの追加チャージ料金を比較
他有名なチャージWi-Fiのメーカーも含めて追加チャージ料をまずは比較します!
ロバイダ名 | 100GB | 50GB | 30GB | 20GB | 10GB | 10GB以下 | 有効期限 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
リチャージWiFi | 6,980円 | 4,980円 | 3,280円 | – | 1,480円 | – | 1年:365日 |
ギガセットWiFi | 6,480円 | 4,980円 | 3,980円 | – | 1,980円 | – | 1年:365日 |
ネオチャージWiFi | 6,480円 | 4,980円:60GB | 3,280円 | 2,880円 | 1,480円 | 980円:1GB | 1年:365日 |
おてがるWiFi | 5,780円 | 3,680円 | 2,980円 | 2,280円 | 1,180円 | – | 1年:365日 |
インスタントWi-Fi | 6,980円 | 5,180円 | 3,580円 | – | 2,180円 | 1,380円:5GB | 1年:365日 |
チャージ料金について、おてがるWiFiが群を抜いて安いですね。
ただし、ネオチャージWi-FiやインスタントWi-Fiでは、おてがるWiFiにはない1GBや5GBといったギガ数でのチャージが可能です。
また、リチャージWiFiとギガセットでは、100GBではギガセットが安いですが、10GBや30GBではリチャージWiFiの方が安いという微妙な違いがあります。
自分がどの程度の頻度でどれくらいチャージするか、よく考えてみるといいでしょう。
チャージWi-Fiの速度を比較
こちらも有名なチャージWi-Fi各メーカーを含めた通信速度を比較します!
項目 | 端末 | 対応キャリア | 実測値平均速度 | 下り最大速度 |
---|---|---|---|---|
リチャージWiFi | MR-01 | 4キャリア対応 | 10〜30Mbps | 150Mbps |
ギガセットWiFi | MR-01 | 4キャリア対応 | 10〜30Mbps | 150Mbps |
ネオチャージWiFi | Freebot SE01 | 3キャリア対応 | 10〜30Mbps | 150Mbps |
おてがるWiFi | U20 | 3キャリア対応 | 10〜30Mbps | 150Mbps |
インスタントWi-Fi | T8 | 3キャリア対応 | 10〜30Mbps |
より多くの電波を拾えるため、接続しやすさも、よりアップします。
特に、移動が多くさまざまな場所でポケットWiFiを使う人は、MR-1を採用している2社がおすすめです。
まとめ
リチャージWi-FiとギガセットWi-Fiを比べてみると、通信速度や海外対応、端末のバージョンなどほぼ同じとなっておりますが、料金形態だけ30GB、10GBがリチャージWi-Fiの方がわずかに安くなっています!
そのため、もしリチャージWi-FiとギガセットWi-Fiで選ぶならリチャージWi-Fiの方が柔軟な料金システムになっているといえるでしょう。
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